徒然な三万日ブルース

備忘録的に旅行記を中心に書き留めています。25歳男で、旅行とカメラ、音楽、飛行機、クレジットカード、株式投資などが趣味です。

弾丸台北の旅

話は2013年3月にさかのぼります。

 

3月7日~10日の4日間の弾丸・台北旅行。

はじめての一人旅で、まだ当時18歳の僕にとって、

一人で見る風景・呼う空気は新鮮で気持ちいいものでした。

 

3月7日

関空KIX)からピーチで台湾桃園国際空港(TPE)へ。

15:45発、18:00着。

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桃園空港へ着くと、台北市内へ向かうために空港内のバスチケットカウンターへ。

窓口のおばちゃんが僕を見るなり日本語で話してきた。いきなり面食らう。

バスに揺られること、小一時間、台北市内に到着。

MRT忠孝復興駅で下車します。駅から出るとそごうデパートが堂々とそびえ立つ。

 

まずは予約しておいたゲストハウスへ。

薄暗い中、一人で初めて歩く知らない土地は少し心細かった。

 

泊まったのは台北ゲストハウス101。

忠孝復興駅から徒歩1分と立地抜群、オーナーは日本人で言葉に困らない。

 

この日はゲストハウス周辺をぶらついて、タピオカジュースの店「coco tea」でテイクアウト。美味。

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ファミマは「全家」になってました。

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8日は早朝から国立国父紀念館へ。

噂通りやってました、太極拳


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見学したあとはMRT忠孝復興駅に向かい、九份へ。

そごう側のバス停から金瓜石行きのバスに乗り込みます。

 

バスの中で隣に座った台湾人のおばさんから日本語で話しかけられ、小話。

なんでもホテルを経営しているらしいが、よく日本語がここまで話せるものだ。

 

九份は、「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われる町。

猫がたくさんいます。

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両側に店がひしめく狭い路地を抜け歩き回る。

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公衆トイレにペーパーはなく、持参したペーパーが役に立ちました。

あと、屋外でもWifiが使えて、日本とLINEできたのは便利。

お土産を物色してると「阪急バスツアー」ののぼりに付き従うおばちゃん軍団を発見。

聞こえてくる関西弁を耳にしながら、ここは本当に外国なのか…と少し引く。

 

店にはお土産で有名なパイナップルケーキがたくさん。

かき氷やフランクフルト(甘い)などのつまめるものもたくさん。

 

九份を後にし、台北に戻ると晩ご飯。どこかの夜市で、うどんらしきものを食べる。

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はしごして、別の店へ行くとテレビで野球。なんとWBC日本vs台湾の試合だ。

周囲を台湾人に囲まれる中、一人で日本を応援。

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日本が勝って、気まずい空気の中店を後にした記憶が…。

 

9日は台北市内を観光。

龍山寺でものすごい線香の煙に包まれながらお参り。

中正記念堂で儀仗兵を見ようと行ってみると、自由広場のあたりでなにやら人だかりが。

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(中正記念堂)


群集の中にいた同年代とおぼしき女の子2人に何をしているのか聞いてみたところ、なんとこれからデモをするという。台湾国内に原発を造ろうとする馬英九政権(当時)への反原発デモだ。

「参加してみる?」と女の子。軽い気持ちで参加してみた。

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(女の子2人と)


デモ中は女の子2人と後から加わった女の子の友達らと、自分と同じ大学生であること、何が専攻なのか、お互いの国について、そして福島の原発事故などを話し合った。

デモは予想外に長く5時間くらい街を歩き回った。出発地点の自由広場に帰ってくるころにはもう真っ暗に。歩行者天国になった道路で車座にあぐらをくんで地べたに座り込み、台湾麦酒とタバコを手に、語り合う。

うーん、なんだかバックパッカーぽい。と酔いしれる。

結局終電近くまで話し込み、行く予定にしていた士林夜市は見送ることに。


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10日、帰国の日。

やることがとくになくゲストハウスでたばこをぷかぷかさせる。

九州大学から卒業旅行で来たという大学生4人組に「大学一年でひとりでバックパッカーはすごいですよ」と褒められ、調子に乗る。

町に出て、メシを食ったり、タピオカジュースを飲んだり、セブンで真っ黒のたまご(おでん)を見てびっくりしたり、エロ本だと思って買ったただの週刊誌にがっかりしたり、いろいろやった。

 

さあ、空港へ向かう。

おなじみ忠孝復興駅ではまたしてもデモ。今度はフリーチベットのようだが、この国はデモが盛んなのか?民衆のパワー、熱に触れられた気がする。

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ピーチに乗って、いざ関空へ。

無事に着いたものの、終電を逃し、空港泊をすることに。

意外や快適でした。

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振り返ればこれが初めてのバックパッカー旅行でした。